イメージデザインの見方(胸マークサイズ)

オーダー野球ユニフォーム製作の過程で最初のステップとなるのはユニフォームのデザイン製作となります。
PC(もしくはスマホ)から見るイラストのイメージデザインと完成品とは完全に一致しているものではありません。
図面のように数ミリを測れるものではないですし
イラストで色付けした発色と生地にプリントしたものは見え方も異なります。
イメージデザインの見方をしっかりと解釈していれば誤解を招くことなく満足の完成品を作る事ができます。

今回はイメージデザインと完成品の【マーキングサイズ】について解説していきます。

各社のイメージデザイン事情

ユニフォームメーカー各社のイメージデザインのテンプレート(デザインの見せ方)は異なっています。
人が着用しているかのようなボリュウーム感のあるものやシルエットを縦長や横長の誇張したようなもの様々です。
ただ前述のデザインで言える事は「誇張している」箇所があると言う事です。
ボディーに着用時のようなボリュームを付けて見せるデザインは臨場感があって見ごたえがあるかも知れませんが細かいディテール部分がどうしても曖昧になってしまいます。
また、縦長などの簡素化されたテンプレートは味気なく感じます。

ワックオンのイメージデザインは平置きシルエット

ワックオンがお客様に提供しているイメージデザインはなるべく完成品と遜色のないイメージを伝える為
お客様が手にした時の見え方【*平置き状態】のシルエットを採用しています。
手にした時の見え方とはこのような状態です。

床(テーブルなど)に広げて全体が見える状態の平置きのシルエットは誇張することなくデザイン全面を表現できて完成品により忠実に伝える事ができるシルエットです。


「もっとマーキングを大きくして欲しい」

デザインのやり取りをしている中でお客様から修正の依頼を頂きます。
内容のなかで一定数共通している内容が「もっと胸マークを大きくして欲しい」と言うものです。
チームの象徴となるデザインですから大きく目立たせたい気持ちは十分理解できます。


お客様の心理からすると下記<印>の余白部分に対しマークをもっと大きくして余白を埋めたいと思うわけです。


尚、この箇所は意図的に余白にしています。
実はシャツを着た時に正面及び背面<印>部分の余白は脇に巻き込まれ胴体の【側面】となるのです。

胸マーキングは実際着用すると正面から見ると最大サイズで表記されるようにデザインされているのです。
イメージデザインと完成品を見比べて頂ければご理解頂けると思います。

もっとシンプルなデザインだとこのようなイメージです。

マーキングのサイズ

シャツの柄などデザインはそれぞれ個性が尊重された自由度のあるオリジナルデザインが可能ですが胸や背番号などについてはある程度決まったサイズとなっています。

草野球の規定で○○㎝以上(以内)であること。のように決められています。

ワックオンで製作するユニフォームのマーキングサイズは下記の内容です。

ワックオンのマーキング表記のサイズは全国どこの協会や連盟の大会で問題なく対応できる仕様となっています。









以上、イメージデザインの検証の中で気になっていたマーキングサイズに関してはこのような経緯で意図的にサイズ設定していることがご理解頂けたと思います。

ワックオンはこれからもお客様に満足して頂けるユニフォームのデザインを提案し続けて参ります。