野球ユニフォーム デザインの種類とカテゴリー

野球ユニフォームのデザインはアパレルファッションの流行などとは異なり、独特の世界観で成り立っています。
競技のユニフォームとしての機能性である事を前提として、そのデザインはシンプルなものからカラフルなデザインなど様々です。

野球ユニフォームのデザインを語る上で昔ながらのクラシックなデザインや最新ユニフォームもいろいろなパターンやコンセプトが豊富にあり一概に野球ユニフォームのデザインと括るには種類が多すぎて散漫しています。

自分たちが欲しいユニフォームはどんなコンセプトのデザインなのか?
そんなことを思ったり知りたかったりしませんか?

野球ユニフォームメーカーの多くはデザインカタログやラインナップを掲載する際にカラー毎、もしくはデザインの毎に掲載しています。
ユーザーは一覧を順に見ながらお気に入りを見つける。
そのような流れなのでしょう。

しかし、本当にお気に入りのデザインを探すのであれば
デザインコンセプトなど情報を知る事でより深くデザインが理解でき、自分たちのチームユニフォームのデザインを 納得して 採用する事ができると思います。

ワックオンのデザインラインナップは前述で触れたコンセプトでデザインをすみ分けしています。
このすみ分けによってデザインのコンセプトが視覚の情報で分かりやすく伝わりより深い理解のもと納得したデザイン選定に繋がります。

今回はワックオンの分かりやすい「デザインコンセプトのすみ分け」を解説していきます。





ワックオンのデザインカテゴリー


ワックオンではデザインコンセプトを4つのカテゴリーにすみ分けしています。
ただ、シンプルなもの・派手なものと言うようなすみ分けでなくしっかりとした意図をもってそのデザインのコンセプトに基づいたカテゴリー分類となっています。




野球らしい伝統のデザイン「王道スタイル」



王道スタイル
MLBやNPBで現在でも継承され続けている伝統のデザインです。
デザインコンセプトは柄等デザインの装飾的な要素を排除した非常にシンプルにまとめられたデザインです。
唯一、装飾的要素はラインを袖や「ラケットライン」と呼ばれる身頃のセンターに入るラインのデザインがアクセントとし使われる程度です。

そして、大きな特徴として挙げるのはシャツ本体がシンプルだからこそ際立つチーム名のマーキングを主体としたデザイン。
チーム名のマーキングがデザインの要と言っても過言ではありません。

このデザイン構成はMLBや日本のプロ野球で創成期から今でも継承されているスタイルで誰しもが知っている「野球らしい」ユニフォームのデザインです。

尚、このデザインは 刺繍タイプにとても相性が良いデザインで、刺繍マーキング及び縫製の技術を駆使した製品は高級感があり、野球ファンには憧れのユニフォームと言えるでしょう。


「王道スタイル」のデザインラインナップ




ワックオンデザインラインナップの「王道スタイル」を選択するとこのようなラインナップが現れます。
どれも、シンプルにまとめられたMLBや日本のプロ野球で見た事のあるようななじみのある「野球らしい」デザインが並んでいます。

ベースのデザインを選び、チームマーキングの詳細等を選びデザイン確認を重ねて個々のようなユニフォームが完成しました。


シンプルながら飽きが来ない野球らしい伝統的な野球ユニフォームとなっています。







配色が鮮やかな「近代スタイル」


「近代スタイル」
このスタイルの特徴は配色の組み合わせを豊かにして進化させたカラフルなユニフォームスタイルです。

MLBやプロ野球では対戦チームが自身のホーム球場の場合、白地のユニフォームが決まりとなっている為、白地(白地にピンストライプ)のユニフォームが草野球を含め一般的に普及していました。

その中、WBCでホーム球場の概念が無い大会では各国代表ユニフォームがカラフルなユニフォームが多く登場して以来、発色の鮮やかな配色のユニフォームがスタンダードなデザインとして定着しました。

このユニフォームは鮮やかな発色の先染め生地を切り返しで配色する作りのユニフォームなので加工スタイルは 刺繍タイプとても相性が良いデザインのユニフォームです。




「近代スタイル」のデザインラインナップ



配色の切り返しが左右対称になされていて、いろいろなパターンでパズルのピースの配色を差替えられたイメージのデザインです。
切り返しのパターン×配色を変化させれば無限のデザインが生まれます。





先染め生地のユニフォームは発色に深みがあり華やかな配色でも落ち着きのある高級感を感じます。
刺繍のマーキングも王道スタイル同様野球ユニフォームならではの貫禄です。





自由なデザイン「グラフィックスタイル」


グラフィックスタイル
プリント技術の発展と共に 生地の表面染色プリントの「昇華プリント」と言われる技法が生まれました。
現在では多くのスポーツユニフォームにこの昇華プリントが採用されています。

このプリント技術によってグラデーションや模様柄など視覚要素の高い再現が可能となりました。

グラフィックスタイルの特徴はストライプ・ボーダー・迷彩・幾何学模様
更にはそのデザインにグラデーションを施すなどあらゆる視覚効果のあるデザインが可能となり華やかでカジュアル感など新感覚のデザインが可能です。


「グラフィックスタイル」のデザインラインナップ


近代スタイルのカラフルな配色に加えグラデーションが入る事で新しいデザインの印象になっています。


迷彩やボーダーストライプ柄など全面柄も豊富に揃っています。




完成品のユニフォームはプリント加工の特徴であるとても軽量なユニフォームとなっています。
細かいデザインの再現性や発色も鮮やかでとても華やかな野球ユニフォームとなっています。

以前では見かける事の無かった華やかなデザインの野球ユニフォームは昇華プリント技術の発達と共に多く流通し、身近なデザインになってきました。







ストリートデザイン「ワックオンスタイル」



ワックオンスタイル
ワックオンが提唱する「ワクワクするユニフォーム」のコンセプトスタイルです。
そのテーマはおしゃれなユニフォームで差を付けたい!
試合でもそして「街着」としてもカッコよく着こなせるユニフォーム
そのようなコンセプトでデザインされたシリーズです。



「ワックオンスタイル」のデザインラインナップ


大胆なペイント柄などストリート感をイメージするデザインテーマ、ライバルチームからも一目置かれるクールなデザインをテーマにしています。




完成品のデザインクオリティーは高く、試合後の帰宅時には私服のパンツにも違和感なく合わせて街着としてもクールなセットアップが可能です。

野球の試合ではシャツの裾はパンツに入れて着用するのがルールとなっていますが試合後の着こなしはパンツからシャツの裾を出してラフに着こなせばガラッと印象が変わります。

「ワックオンスタイル」は草野球ユーザーが希望する
「こんな野球ユニフォームがあればいいなぁ~」をどんどん取り入れて野球以外でもワクワク楽しんでもらえるようなデザインを作っていきたいと思っています。





ここまでカテゴリー別でデザインをすみ分けしたラインナップ紹介はいかがでしたか?

カラー別、柄の種類を並べて紹介するよりもカテゴリーですみ分けする事でデザインが持つ意味や世界観が伝わり自分たちの好みも明確に整理できると思います。


これから新しい野球ユニフォームをご検討に皆様には是非自分たちの世界観を表現したカッコイイユニフォームを作って欲しいと思います!