草野球写真の撮り方

草野球の試合で仲間が頑張っている姿をかっこ良く撮りたい。または、ご主人やお父さんの勇姿をカメラに収めたい。でもなかなか上手く撮れない。

このような悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。

今回の記事では、シーン別に草野球写真の撮り方やコツについて紹介していきます。

1.ピッチング

野球の写真で大切なのは、選手の気持ちになって撮影することです。

そのためには、まず投手の動きを観察して、足を高く上げたり、低い位置から投げるなどの投球フォームや特徴を見極めます。特徴を掴むことができたら、その選手の一番絵になる、かっこいい場面を意識して撮影するようにしましょう。

足を高く上げるのが特徴なら上げた時に、低い位置から投げるのが特徴ならリリース時に思いっきり連写してください。

投手がボールをリリースする瞬間を狙うには、投手の動きに自分も気持ちを合わせて投球するつもりで撮影しましょう。そうすると、何度かシャッターを切っているうちに、リリースの瞬間をきれいに撮影できるようになるでしょう。

また、ピッチャーは投球モーション時に利き腕側に体が開くため、基本的に利き腕側にポジションをとって撮影します。

全身を撮影するのはもちろん、体が開いたテイクバック時に上半身だけ切り取っても迫力のある写真が撮れます。

また、正面からの撮影もオススメです。その際に、メインの選手だけではなくバッターやキャッチャーを前ボケとして入れても一味違った写真になります。

2.バッティング

打者がボールを打つ瞬間を撮るには、投手の場合と同様に、選手の気持ちになって自分がボールを打つつもりで撮影しましょう。

しかし、ボールが来てからシャッターを切るのではタイミングが遅いので、打者がテークバック動作を始めた時に連写してください。

バッティングもピッチングと同様に、体が開くほうにポジションをとって撮影します。右バッターなら一塁側、左バッターなら三塁側から撮影してください。

バッティングのタイミングはピッチャーが投球するタイミングによるので、ファインダーを覗いていない方の目でしっかり状況把握をするように心掛けましょう。

また打者の場合は、バットが手を離れる瞬間を狙って撮影するのもおすすめです。

その際は、右バッターは三塁側、左バッターは一塁側から連写するのが良いでしょう。

タイムリーや逆転打で一塁に向かう際には、ベンチの仲間にガッツポーズやバンザイをするなど、歓喜の表情もとらえることができます。

打者を撮影する際には、打つ場面だけではなく、イチロー選手や大谷選手のように打席に入ってからバットを構えるまでのルーティンが絵になる選手もいるので、よく観察をして動きやクセの特徴を捉え、シャッターチャンスを逃さないようにしていきましょう。

3.走塁・捕球

ピッチングやバッティングは初期動作からゆっくりと狙ってシャッターを切ることができますが、守備や走塁はいつ打球が来るか、いつ走るかを感に頼るしかないので撮影が難しい場面です。

走塁の際は、選手が走ってくる塁の斜め前あたりにポジションをとって撮影します。

状況によってスライディングやヘッドスライディングをすることもあるため、クローズアップして撮影するより広めに画角をとって撮影するのがおすすめです。

クローズアップしたい場合は、高画素で撮影をし、後からトリミングをするようにすれば、シャッターチャンスを逃すことはないでしょう。

捕球の撮影の際は、外野手であればフライのような高い打球が多いため、バッティングからキャッチするまで時間の猶予があり、打球がどこへ飛んだかを見てからファインダーを覗いても問題ありません。

内野手の場合は、速い打球ではバッティングからキャッチまでの時間がないため、撮影したい選手の動きをよく見て合わせる必要があります。

走塁の撮影時と同様に、クローズアップして撮影するのではなく広めに画角をとってトリミングをするのがおすすめです。

4.まとめ

今回は草野球写真の撮り方について紹介しました。

一番大事なのは、選手のいい表情を捉えることです。一人一人の選手をよく観察し、どこがその選手の一番絵になる場面かを把握して、撮りたい写真のイメージをしながら納得のいく写真が撮れるまで、諦めずに何度もシャッターを切って挑戦してみてください！

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