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「はじめての草野球 目の下に付けている黒いやつ、の正体」

プロ野球の試合で、目の下が黒くなっている野球選手を見たことありませんか?

あの姿に1度は疑問を持ったことがあるという方も多いと思います。

あの「黒いやつ」の正体は「アイブラック」といいます。

今回の記事では、そのアイブラックについて紹介していきます。

1.アイブラックの効果

アイブラックは、太陽の光や、スタジアムの照明の眩しさを軽減させる目的で使用されます。

野手がフライなどを捕球するケースで、上空から差し込む強い光によって両目のコントラスト感覚が鈍り、打球が見えにくくなるという現象が起こり、これを防ぐために野球選手はアイブラックを付けます。

アイブラックが目の下にあれば、太陽の光を吸収してくれ、ボールのコントラストを確認しやすくなります。

2.アイブラックの起源

アイブラックの起源は、1942年にアメリカンフットボールのワシントン・レッドスキンズのアンディー・ファーカス選手が使い始めたのが最初といわれています。当時は焼いたコルク樫の灰を目の下に塗っていたそうです。

日本のプロ野球では80年代に入ってからアイブラックを用いる選手がみられるようになりました。

ヤクルト、近鉄で活躍した元メジャーリーガーのチャーリー・マニエル選手が愛用していたことでも有名です。

日本人は外国人に比べて彫が深くないため、光の反射が少ないこともあり、なかなか浸透しませんでしたが、近年ではデーゲームになるとよくみかけます。

3.アイブラックの種類

アイブラックには、目の下に貼る「シールタイプ」と、目の下に黒色のグリースを塗りつける「スティックタイプ」の2種類があります。

日本のプロ野球ではシールタイプが、MLBではアイブラックの起源が炭だった影響もあってかグリースタイプがよく使われています。

巨人の丸佳浩外野手もシールタイプのものを愛用しており、ゲームによってサングラスと使い分けているそうです。

4.アイブラックのメーカー

日本では久保田運動具店が独自の黒い防眩ステッカーを「アイブラック アイバル」の商品名で販売しています。三角タイプと丸タイプの2種類です。

アメリカではウイルソン、ルイスビルスラッガー、フランクリンスポーツ、ホットグローブ、ミューラーなどのスポーツ用品メーカーが、汗に強く石鹸で流せるグリースタイプのアイブラックをスティックのりの形状で販売しており、日本でも輸入販売されています。

5.まとめ

今回はアイブラックについて紹介しました。

シールタイプのものは、6枚で600円程度で購入できるので、草野球チーム全員で試してみても面白そうですね!



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