
06.9.2021
yakyudachi-staff
草野球チームを運営する上で、試合場所の確保は避けて通れない課題のひとつです。
「試合をしたいのに、グラウンドがなかなか見つからない……」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
東京都には数多くのグラウンドがありますが、人気の施設はすぐに予約が埋まってしまうことも。
しかし、探し方のコツや予約のタイミングを押さえれば、意外と確保しやすいケースもあります。
今回は、東京都で草野球の試合ができるグラウンドを見つける方法を紹介します。
グラウンド施設を確保する方法
東京都のグラウンド施設は、大きく 「区営」「市営」「都営」 の3つに分類されます。
それぞれのグラウンドは、管轄によって 利用条件や予約方法、料金 に違いがあるため、チームの活動に合った施設を選ぶことが大切です。
たとえば、区営の球場 は地元住民向けに提供されており、利用料金が手頃で予約もしやすい傾向があります。
一方で、都営の球場 はアクセスや設備が充実している分、利用希望者が多く、予約の競争率が高めです。
このように、施設ごとに特徴が異なるため、それぞれのカテゴリーごとに、利用のしやすさや予約方法を詳しく紹介していきます。
東京都の各23区の球場
団体利用登録が必要
東京都23区が管理する球場を利用するには、事前の団体利用登録 が必要です。
登録には、自治体ごとに異なるルールがありますが、一般的な条件は以下のようになります。
〈例:世田谷区の場合〉
・団体の構成員が5人以上
・半数以上が世田谷区在住・在勤・在学
・代表者は18歳以上で、原則区内在住者
各自治体によって条件が異なるため、使用予定の自治体の公式サイトで詳細を確認しましょう。
利用者登録と予約の流れ
各自治体のシステムを通じて、利用者登録後に予約が可能になります。
参考に、世田谷区の「けやきネット」の予約の流れを見ていきましょう。
〈例:世田谷区の「けやきネット」〉
①利用者登録をする
申請は、電子申請または窓口での紙申請のいずれかで可能。必要書類(紙申請の場合)
・利用者登録申請書
・代表者の本人確認資料(住所・氏名・生年月日の記載があるもの)
・団体名簿(全メンバー分)
・口座振替依頼書(使用料の支払い用)②利用者カード が発行
IDとパスワードが付与されます。③抽選申し込みをする
・希望のグラウンドを予約サイトから抽選申し込み(毎月5件まで)
・抽選結果が出たら、当選した場合は利用手続きを完了させる
・当日、利用者カードと身分証明書を持参し、グラウンドを利用
抽選申し込みの時期や詳細な手続きは、各自治体の公式サイトを確認しましょう。
東京23区外の市営球場
市営球場はリーズナブルで予約が取りやすい
東京23区外の市営球場(市が管轄するグラウンド)は、広々とした設備が整っていることが多く、利用料金も比較的リーズナブル です。
23区内のグラウンドに比べて、抽選の倍率が低いケースもあり、予約の取りやすさがメリット といえるでしょう。
また、市営の球場は多くの場合、市内在住・在勤者が優先的に利用できるシステム になっています。
そのため、利用を希望する市のグラウンドがあれば、登録条件や申し込み方法を事前に確認しましょう。
利用登録と予約の流れ
各市によって手続き方法が異なりますが、一般的な流れは以下のようになります。
①利用者登録を行う
・各市のスポーツ施設管理システムに登録(オンライン or 窓口申請)
・団体利用の場合は、チームのメンバー登録が必要な場合あり
・市内在住・在勤者が優遇される場合が多いため、対象かどうか確認②抽選・予約を申し込む
・登録後、指定された期間に抽選申し込みをする
・空きがある場合は、先着順で予約できることもある
・使用料の支払い方法や利用条件を事前にチェック
多くの市営球場では、オンライン予約システムを導入しており、専用の管理システムから予約状況を確認できます。
グラウンド検索サイトを活用する
グラウンド検索サイトを活用するのもおすすめです。
東京23区外だけでなく、東京多摩地区、埼玉、神奈川、千葉、関西など各地域のグラウンド情報と確保の仕方が詳しく掲載されているサイトに「草野球グラウンドマップ」があります。
「どこで試合をすればいいかわからない」「グラウンドの予約方法が知りたい」そんなときに役立つ便利なサイトなので、活用してみるのも良いと思います。
試合や練習の場所探しには、グラウンド検索サイトが便利です。
詳しくはこちらの記事も参考にしてみてくださいね!
東京都管轄の球場
東京都内在住でなくても利用可能
東京都が管理する球場は、市区町村が運営する球場とは異なり、東京都内在住でなくても利用が可能です。
個人での抽選申し込みができるため、チームメンバーの所在地に関係なく手続きができる点が大きな特徴です。
「都立公園スポーツレクリエーション予約システム」への登録
東京都管轄のスポーツ施設を利用するためには、「都立公園スポーツレクリエーション予約システム(通称:スポレクシステム)」の利用者登録が必要です。
登録は、SMSが受信できるスマートフォンやモバイル端末での手続きになります。
持っていない方でも最寄りの東京都スポーツ施設で行えますが、以下の本人確認書類の用意が必要です。
本人確認書類の要件
・氏名・生年月日・現住所が明記されているもの
・原本での提出(コピー不可)
また、2024年3月から予約システムが変更され、それまでの「スポーツ施設利用者カード」の登録番号も新しくなりました。
そのため、すでに利用者登録をしていた場合でも、新たに登録手続きを行う必要があるので注意しましょう。
登録が完了すると、専用の利用者番号が発行されます。
これを使って、「都立公園スポーツレクリエーション予約システム」や窓口からの抽選申し込みや予約手続きを行うことができます。
抽選申し込みと利用の流れ
「都立公園スポーツレクリエーション予約システム(スポレクシステム)」で利用者登録が完了したら、公式サイトにログインし、希望する球場の抽選に申し込みます。
当選した場合は、決められた期限内に利用手続きを完了する必要があります。
予約から利用までの流れ
1.スポレクシステムにログイン
2.対象種目を選択し、抽選申し込み(利用前月の1~10日)
3.抽選結果を確認し、当選した場合は確認手続き(利用前月の14~20日)
4.空き施設の予約(利用前月の22日~利用開始時刻)
5.試合開始の10分前までに利用手続き
近年は不正利用が問題視されており、受付時に本人確認を求められるケースが増えているため、当選者の身分証明書を持参すると安心です。
東京都の球場を確保するには、抽選対策とチームの協力が鍵
東京都が管理する球場は、特に土日祝日に利用希望者が集中し、抽選の競争率が高くなる傾向があります。
そのため、チームメンバー全員で協力し、複数の抽選に申し込むことで当選確率を高めることも対策のひとつでしょう。
また、平日やナイター枠など比較的予約が取りやすい時間帯を検討することも有効です。
ただし、スポレクシステムの利用者登録は一人一件までとなっており、チームとして複数の申し込みをするためには、各メンバーが個別に登録する必要があるので注意が必要です。
事前準備をしっかり行い、チーム全体で協力しながら最適な球場を確保しましょう。
グラウンドを確保せずに試合をする方法
東京都の施設利用には一定の手続きが必要ですが、団体登録の要件を満たせなかったり、手続きが煩雑に感じる場合は、以下の2つの方法も検討してみましょう。
既にグラウンドを確保済みのチームを探す
対戦相手を募集しているチームを見つけることで、確保済みのグラウンドを利用して試合を行うことができます。
この場合、すでに野球チームに所属している知人や助っ人参加している仲間に声をかけると、有力な情報が得られることがあります。
また、草野球チーム向けのネット掲示板やマッチングサイトを活用するのも良い方法です。
対戦相手募集の投稿をチェックし、条件を確認した上で対戦申し込みをしましょう。
対戦相手を探す方法のひとつとして、募集サイトの活用もおすすめです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください!
リーグ戦に加盟する
リーグ戦に加盟すれば、主催者が試合の運営を行ってくれるため、グラウンドの確保や対戦相手探しの手間を省くことができます。
また、参加チームが多いリーグでは、トーナメント形式やシーズン制で試合が行われるため、よりクオリティの高い対戦が楽しめるのも魅力です。
自分たちの実力に合ったリーグを選ぶことで、同レベルのチームと競い合いながら、充実した試合を経験できるでしょう。
リーグの種類や選び方について知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください!
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プロ野球の球場で試合をする

野球が好きな人なら、一度は東京ドームや甲子園など、プロ野球チームの本拠地でプレーしてみたいと思ったことがあるのではないでしょうか?
実は、草野球チームでもこうした球場で試合をすることが可能です!
ただし、都や区のグラウンドとは異なり、利用には一定の予算が必要になるため、チームメンバーとしっかり相談した上で計画を立てることが大切です。
以下に、草野球が可能な主要なドーム球場の情報をまとめてみました。
東京ドーム
東京ドームでは、草野球などのアマチュアイベント向けにグラウンドの貸し出しを行っています。
2024年4月の料金改定により、平日1試合(2時間20分)の基本使用料は500,000円 となっています。
両チーム30人以上で参加すれば、一人当たり約15,000円でプレーすることができますね。
土・日・祝日や時間帯によって料金が異なるため、詳しくは公式サイトの料金表でご確認ください。
最新のスケジュールや予約方法も、東京ドームの公式サイトで随時チェックできます。
バンテリドーム ナゴヤ
バンテリンドーム ナゴヤでは、草野球チーム向けにグラウンドの貸し出しを行っています。
利用時間は2時間30分で、平日は275,000円、土・日・祝日は330,000円となっています。
募集枠は月ごとに設定されており、申し込みの受付期間は公式サイトで案内されています。
利用を検討している場合は、こまめに最新情報をチェックすると良いでしょう。
■草野球TOP・お申し込み方法・Q&A | バンテリンドーム ナゴヤ
京セラドーム 大阪
オリックス・バファローズの本拠地、京セラドーム大阪では、草野球チーム向けにグラウンドの貸し出しを行っています。
プロ仕様のマウンドや広々としたフィールドでプレーできる貴重な機会です。
2025年3月の利用枠から、エントリー方法が従来の「FAXエントリー」から「オンラインエントリー」に変更されました。
今後は電話やFAXでの申し込みは受け付けていないため、申し込みの際はオンラインエントリーを利用しましょう。
利用時間2時間で、平日275,000円、土日祝385,000円となっています。
時間帯によって料金が異なるため、詳細は公式サイトで確認するのがおすすめです。
■草野球|ドーム利用 | 京セラドーム大阪
他にも草野球で利用できるプロ野球の本拠地はたくさんあります!
別途料金はかかりますが、どのドームも場内アナウンスやドームビジョンなどのオプションが利用可能なので、よりプロの試合さながらの雰囲気でプレーできるのも魅力ですね。
料金表を見ると高額に感じるかもしれませんが、チームメンバーで割ると意外と手頃な価格で利用できることもあります。
ぜひ皆さんで相談し、夢の舞台での野球を実現してみてください!
まとめ
今回は、試合場所を確保するための方法をご紹介しました。
各自治体ごとに申し込み方法が異なるため、記載したサイトなどを参考にしながら、理想の試合場所を見つけるお手伝いができれば嬉しいです。
また、予約の競争率が高いグラウンドも多いため、複数の選択肢を持っておくことが大切です。
自治体の施設にこだわらず、プロ野球の本拠地や民間のスポーツ施設など、幅広い視点で試合場所を探してみるのも良いでしょう。
草野球の魅力は、気の合う仲間と試合を楽しめること。
試合場所の確保は少し手間がかかりますが、工夫しながら確実に押さえ、思い切りプレーできる環境を整えていきましょう!
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